風景雑記(川)
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川面をなでる突風のてのひら(竿折れる〜)
瀬尻
 ホンの数メートル上下移動するだけで、泳がすルートをチョイと変えてやるだけで、瀬の釣りもトロ場の釣りも両方出来る。また瀬尻は大抵水深がちょっと深くなっているので、それだけで釣れそうな雰囲気を感じる。取り込みがラクチンなのも初心者の頃は嬉しかった。ただし、加古川本流の場合、瀬尻で釣りをしているとオトリを追いかけるブラックバスがいるので要注意だった…。

 鮎釣りを始めた頃、「鮎と言えば瀬釣り(引き釣り)」と理由もなく考えていた。勿論セキレイが鮎を始めた頃は「トロ場の泳がせ」はオーソドックスな釣法として確立していたし、スタンダード釣法としては瀬釣りよりむしろ泳がせの方を考えている人が多いんじゃないかな?
 押しの強い瀬で良型が掛かった時の興奮は大好きです。ついつい魚について下がりたくなるけど、グッと我慢して踏ん張って、トラブル無く取り込めたら言われもない達成感に満たされます。ヤタッ(^^)vてな感じで♪
トロ場
 「瀬尻」の画像を撮った所からほんの10mくらい下流に移動するだけで、ほらこんなに泳がせるのが楽そうな流れが(^^;)って思ってはいけない。釣り易いトロ場こそ鮎師の実力の差が大きく出るところではないかな…と思っています。瀬はノーマルで沈める技術がなくても、オモリやセバリでオトリを沈めることが出来るし(まぁこれも適正な使用をする腕が必要なんだけど)、良い条件(追いの良い鮎がいる)であれば、多少の腕の差は分かりにくい釣果になります。一方トロ場は良い条件であろうと「泳がせる」ことが必要で、釣り残しなくトロ場を痛めつけれるのは名人クラスだと思っています。
河川河口部
 和歌山を除いて、近畿地方の瀬戸内海に注ぐ川の河口部は例外なく自然豊かなイメージからは程遠い現状があります。コンクリートや敷石など、工法は色々ありますが護岸整備され、住宅地や工場、下水処理場などに囲まれていてはそれも致し方ない気もします。実際汽水域にガマ・葦原が残っている所がどれ程あるか考えれば寂しい気がしますね。しかし、結構生き物は逞しく生きています。大小の甲殻類、回遊性の魚類、アジサシなどの鳥類の貴重な生息場所になっています。
東山公園橋
 言わずと知れた揖保川住宅前のシンボルのような橋です。画像右上にチラリと見えるのは日本一の売り上げを誇った(今もかな?)国民宿舎「志んぐ荘」です。セキレイの従兄弟もここで結婚式を挙げたくらい綺麗な施設です。しかし、「志んぐ荘」も「東山公園橋」もセキレイの子供の頃からある…考えれば築30年以上のはずでは?全然老朽化したように見えないのは、凄い。
 この橋、きっと正式名で言うより「赤い吊り橋」と言った方が地元の人にも通りが良いだろうなぁ…。
揖保川
 揖保川で有名なポイントは数あれど特に有名なカラト・住宅前・ヒガシマル。遠征で来られた方々にも分かり易くまた駐車もしやすいので連日大賑わいです。それだけの人が攻めても釣り返しが効く効く。新聞などに載るような釣果がしょっちゅう出ます。だからビジターだけではなく、連日地元のオッチャンが通っていたりもしているわけです。
 ちなみに母セキレイの実家はこの画像の場所から徒歩1,2分の所にあり、子供の頃、吊り橋の上から鮎師たちを眺めて羨ましく思ってました。
 
斐伊川
 奥出雲地方から宍道湖に注ぐ1級河川です。流域には大小のダムが点在し、各ダムに魚道はあるものの魚類の遡上は望めません。石が川底にしっかり入ったポイントもありますが、もともと砂鉄の川で、「砂地の中に岩が島のように点在している」というような場所の方が多いです。
 下流の宍道湖では2kgを超えるウナギが捕獲されることがあります。出雲水族館「ゴビウス」には、「宍道湖の主」というコーナーがあり、子供ほどの大きさのコイや、1,5Lペットボトル位の太さのウナギが泳いでいます。この川では上流の鮎釣りより、下流のお化けウナギ釣りにロマンを感じます。